医学部医学科を受験を直前に控えた方への応援とアドバイス

med students 受験生向け
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冬といえば受験シーズン。もうすでに国公立大学の推薦入試では結果が続々と発表されてきており、私立大学もどっぷり本シーズンですね。

そして月末に控えているのが国公立大学の統一入試日。数多くの方がこの本番の日に向けて数年かけて勉学に励んでこられたのではないかと思います。

特に、各大学の最難関学部とも言われる医学部を狙われている方は、並々ならぬ労力をかけてこられたものと思います。

 

もう正直、ここまで来てしまえばあとは走り切るのみ!!

 

なのですが…!

この機会にぜひ、自分が医学部を受験するということの意味を改めて考え直してみてほしいなと思います。

 

医学部は、いろいろな意味で特殊な学部です。そして入試も狭き門。
そこにチャレンジされる受験生の方の勇気はとてもすごいと思います。

だからこそ、その選択肢に自信を持ってもらうためにも、改めて今、その決意を固めてもらいたいと思っています!

 

「なにもこんな受験シーズン真っ盛りにそんなこと言われても…」

という方、絶対これを今考えておくことが面接でも活きますよ!!(笑)

 

とはいえ、何もヒントなしに考えてもらうのもあれなので、現役の医学生として幾つか考えてもらいたいヒントを挙げてみたいと思います。

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医学科に必要なのは「覚悟」

 

先程述べたとおり、医学部はとても特殊な学部です。

医学部受験が難しい理由の1つにその定員数が少ないことも挙げられますが、これは国によって各大学の定員数が定められているからなんです。基本的に入学者数に誤差は許されません。毎回どうやって最後の1人まで管理しているんだろう…と不思議で仕方がないのですが、要はそこまで国も大学も人数を厳密に管理しながら、最終的には医師の数を国家レベルで管理しているということです。

 

ここからもわかるとおり、医学部医学科に入学するということは、将来の職業選択肢が「医師」にほぼ確実に限定されてしまうということです。

 

いかにも当たり前のことですが、ここで改めて書いておきます。

 

医学部が最難関だから、とりあえずそこに入っておけば後からつぶしなんていくらでもきくっしょ~
みたいな考え方は、残念ながら超絶甘いです。
他の学部の皆さんは、かなり授業時間を切りながら就職活動に励まれます。
残念ながら医学部においては、ちょうど就活をしようと思って面接を受けに行くにしても、その期間は基本的に実習真っ盛りのタイミングです。

特に実習は、出席が非常に重要視されます。もしも一般企業の就活にいって実習に出席できないということになれば、下手すれば留年です。卒業できません。就職なんかもってのほかです。

 

よほどな覚悟を決めて早いタイミングから就活を行うか自分で起業でもしない限り、ほかの選択肢はありません。なんせ、医師を育成するための学部ですから。

 

今改めて自らに問い直してみてください。
あなたは、本当に生涯、医師として生きていく覚悟はできていますか??
医師になるということは、決して華やかな生活が保障されるということではありません。
それは私が詳しく書かずとも、「無給医」「医師の働き方改革」などについての報道から勉強してみてください。
もちろん、あの報道全てが実情を完全に表しているとは思いませんが…

医師になるまでの道のりも険しいです。
大学に入ってから遊ぶぞー!!
というモチベーションで頑張っておられる方も多数いらっしゃると思いますが、これもまた残念ながらあまり現実的ではないです。

 

もちろん、入学までの3月や入学直後のタイミングでは比較的時間にも余裕を持ちやすいです。ここでは思う存分遊んでください。
ただ、本格的な医学科の勉強が始まると、そうも問屋が卸さなくなってきます。

 

考えてみれば当たり前のことで、数百年にわたる医学の蓄積を、たったの5年余りで頭の中に入れなきゃいけないわけです。冷静に考えれば、どれだけの時間があっても足りません。そのため、医学部での講義はフル稼働です。基本的には週5日、6時限。1つでも試験で合格点が取れないものがあれば留年です。

稀にちょっと読んだだけで壮絶な理解力と記憶力を発揮される方がいらっしゃったりするので、全員が全員というわけでもないのですが…

 

要は、基本的には、医学部に入ると、一般的な大学生っぽい生活とはかけ離れた生活になるってことです(笑)

 

医学部の場合は「よく学びよく遊べ」ではなく「よく学びよく学べ」なのだ!!なんていうネットエッセイが一時期話題になったくらいです。

まぁ、「よく学びよく学べ」まではさすがにいかなくとも、いかに効率よく必要なことをやりながら、自分の好きなことも上手に回せるかという勝負になってきます。

 

そして、この常に学び続ける精神は、医師となれば生涯続きます
毎日毎日医学は更新されて築き上げられているわけなので、常に自らの知識をアップデートする必要があるわけですね。

 

このように、医学部は非常に特殊な世界です。
ただ、しんどいだけでなくやりがいもあります。
医学生の間でも、意外と人の役に立っている実感を抱ける場面も多いです。

 

そこにやりがいを感じてもらえるのであれば、ぜひ医学部にまっすぐ向かって突き進んでください!!面接でもあなたのその想いをしっかりと言葉にできれば大きな問題もなく進んでいくのではないかと思います。

たかが医学生がとっっっても生意気なことを書いてしまいましたが、今から医学部に入ろうとされている皆さんには、ぜひとも入試でもその後の医学部生活でも成功を収めていただきたいと思い、ここまで書いてみました。

入るまでは明るい部分しか誰も教えてくれないもんね。

 

それでは!最後まで気を引き締めて頑張ってくださいね!!

受験生に幸あれ!!

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