年間100冊読破の医学生が選ぶ、今じっくり読みたい作家5選

医学生徒然記
スポンサーリンク

「読書の秋」とよく言いますが、今年はどうやら読書に時間を費やすタイミングが例年よりもとても早く来てしまったようです笑

今回の記事では、こんな時間だからこそじっくり時間をかけて読みたいお勧めする作家のご紹介します。

スポンサーリンク

今じっくり読みたい作家5選

f:id:gtdsng2018:20200429230638p:plain

5位:ダニエル・カーネマン

行動経済学の大家。

「人はなぜそのような行動をとるのか?」という命題を真摯に解き明かしていく自身の研究を、とてもわかりやすい表現でまとめています。

私も含め、人間はしばしば非合理的な判断や行動をしがち。

でも、実はその背景には、様々な理論や傾向が隠れていることをわかりやすく説明してくれます。

人間の非合理も科学できる。そのカギを握るのは、素早い本能とじっくり考える理性。

人間はどうして、科学的に誤った選択肢をしてしまうのか、じっくり考えてみませんか?

ダニエル・カーネマン氏のオススメ書籍はこれ!

ノーベル経済学賞を受賞した心理学者による行動経済学の世界的ベストセラー
松井彰彦氏(東京大学経済学部教授)

人間は必ずしも合理的でない。では、どう合理的でないのか。
本書を片手に、人間のファストな「直感」とスローな「論理」を科学しよう。
森山和道氏(サイエンスライター)

自分の心が思いどおりにならない理由は何だろうか。
意思決定のメカニズム、心の成り立ちを知りたい全ての人に。 整理整頓好きの青年が図書館司書である確率は高い? 30ドルを確実にもらうか、80%の確率で45ドルの方がよいか? はたしてあなたは合理的に正しい判断を行なっているか、本書の設問はそれを意識するきっかけとなる。人が判断エラーに陥るパターンや理由を、行動経済学・認知心理学的実験で徹底解明。心理学者にしてノーベル経済学賞受賞の著者が、幸福の感じ方から投資家・起業家の心理までわかりやすく伝える。

◆著者紹介
ダニエル・カーネマン Daniel Kahneman
認知心理学者。プリンストン大学名誉教授。専門は意思決定論および行動経済学。1934年テルアビブ生まれ。幼少期をパリで過ごし、その後家族とともにパレスチナに移住。エルサレムのヘブライ大学で心理学を学んだ後、イスラエル国防軍心理学部門に勤務。1958年にアメリカに渡り、カリフォルニア大学バークレー校で心理学の博士号を取得。ヘブライ大学などを経て、1993年よりプリンストン大学教授。2002年に、不確実な状況下における意思決定モデル「プロスペクト理論」などを経済学に統合した業績が評価され、心理学者にしてノーベル経済学賞を受賞。日本独自編纂の著作集に『ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る』がある。


ファスト&スロー 上──あなたの意思はどのように決まるか? | 種類,ハヤカワ文庫NF | ハヤカワ・オンライン

4位:神谷美恵子

精神科のお医者さんであったこともあり、人の内面に向き合うことを丁寧に言葉に表現されている作家さんです。

正直、私にとって、この方は本を読むのにはかなりの体力を必要としました。

自分に向き合うとは何なのか、優しく、そして強く、真の自分に導いてくれます。

神谷美恵子氏のオススメ書籍はこれ!

「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」

神谷美恵子はつねに苦しむひと、悲しむひとのそばにあろうとした。本書は、ひとが生きていくことへの深いいとおしみと、たゆみない思索に支えられた、まさに生きた思想の結晶である。1966年の初版以来、多くのひとを慰め力づけてきた永遠の名著に執筆当時の日記を付して贈る。

[1966年初版発行/1980年『神谷美恵子著作集 第1巻「生きがいについて」』初版発行]

生きがいについて:みすず書房

本著が「100分で名著」に取り上げられたときの様子はこちら
www.nhk.or.jp

3位:村上春樹

ちょっと教養のある外国人にとっては、日本のイメージは「芸者、舞子、富士山、村上春樹」です。

日本に来た留学生は、日本から大学に行った際、かなりの高確率で「ところでお前は村上春樹のどの作品が1番好きなんだ?」と聞かれます(笑)

そこで、何も答えられないのはやはりちょっと恥ずかしいですよね(;^ω^)

でも、1冊読んでおけば何か答えられることができます。せっかくの機会、じっくり腰を据えて読んでみませんか?

村上春樹氏のオススメ書籍はこれ!

村上春樹の作品に挑戦して難しいと思う理由の1つに、村上春樹の世界かについていけない!と言うコメントが多く聞きました。

もしもそういう方がいらっしゃいましたら、この作品をお勧めいたします。私が1番、共感を持ち続けながら読み進められた作品です。

多崎つくる鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。何の理由も告げられずに――。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝いたベストセラー!

文春文庫『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹 | 文庫 – 文藝春秋BOOKS

もしもせっかくなので長編に取り組んでみたいと言う方がいらっしゃれば、やはりこちらの小説に行ってみましょう。

外国人にとっても、こちらはとても馴染みが深い作品のようです。

「1Q84年――私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう、青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この『1Q84年』に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。」……ヤナーチェックの音楽『シンフォニエッタ』に導かれるように、主人公青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。謎に満ちた世界で、二人はめぐり逢うことができるのか。日本でミリオンセラーを記録し、世界各国でもベストセラーとなった村上春樹の最高傑作が、いよいよ文庫で登場します!

『1Q84』 文庫 | 村上春樹『1Q84』 新潮社公式サイト

もう体験の作品を読みきったよ!ということを少し番外編ですが、このような作品はいかがでしょう。村上春樹自身は、英語の翻訳家でもあります。

ご自身が翻訳されただけなのに、ちょっと読んだだけで「あ、村上さんっぽい」ってわかるんですよね…(笑)

 人を殺すということ、失った戦友、帰還の後の日々——ヴェトナム戦争で若者が見たものとは? 胸の内に「戦争」を抱えたすべての人に贈る真実の物語。鮮烈な短篇作品二十二篇収録。

文春文庫『本当の戦争の話をしよう』ティム・オブライエン 村上春樹 訳 | 文庫 – 文藝春秋BOOKS

2位:ジャレド・ダイヤモンド

ジャレド・ダイヤモンドは、アメリカUCLAの地理学の教授です。

彼も、人類の歴史をひもとくことを得意としている研究者ですが、その根拠を人種差ではなく、それそれの民族の生息した「地域」の特徴に注目しながら論理を展開していきます。

また、新型コロナウイルス感染症が現在猛威を振るっていますが、1998年に年ピュリツアー賞を受賞したジャレド・ダイヤモンド氏の著書『銃・病原菌・鉄』には「家畜がくれた死の贈り物」という章があり、病原菌が人類史上で果たした役割について鋭い分析が行われています。

 ジャレド・ダイヤモンド氏のオススメ書籍はこれ!

なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。 ジャレド・ダイアモンド 1937年ボストン生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。進化生物学者、生理学者、生物地理学者。アメリカ国家科学賞受賞。著書『銃・病原菌・鉄』(草思社)でピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞。同書は朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位に選ばれた。他に『人間はどこまでチンパンジーか』(新曜社)、『セックスはなぜ楽しいか』(草思社)などの著書がある。

銃・病原菌・鉄(上) | 草思社

他の著書も面白いんですけど、紹介し始めるときりがないので…(笑)

個人的には『文明崩壊』とかも好きです。

1位:ユヴァル・ノア・ハラリ

ハラリ教授は、イスラエルの歴史学者で、人類が歩んできた歴史を丁寧に歩んでいく書籍を発表しています。

2011年に発表された『サピエンス全史』(2017ビジネス書大賞大賞受賞作)を始めとし、その後の『ホモ・デウス』などといった作品では「人類を人類たらしめるのは何なのか」「なぜ人類が地球をこれほどを征服できたのか、他の動物に対する優位性は何なのか」「発展しつくした人類は、そもそも人類といえるのだろうか」などといった、ある意味哲学的な疑問を疑問をひもといていきます。 

ユヴァル・ノア・ハラリ氏のオススメ書籍はこれ! 

 国家、貨幣、企業……虚構が他人との協力を可能にし、文明をもたらした! ではその文明は人類を幸福にしたのだろうか? 現代世界を鋭くえぐる、50カ国以上で刊行の世界的ベストセラー!

ユヴァル・ノア・ハラリ (ハラリ,Y.N)

イスラエルの歴史学者・哲学者。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して博士号を取得、エルサレムのヘブライ大学で教鞭をとる。著書『サピエンス全史』は世界で1200万部を超えるベストセラー。

サピエンス全史 上 :ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田 裕之|河出書房新社

ビジネス書グランプリ2017リベラルアーツ部門賞、ビジネス書大賞2017、朝日、読売、日経、毎日 / 全国学校図書館協議会選定図書など、ビジネス書としてのタイトルを総なめしていった1冊です。

我々は不死と幸福、神性をめざし、ホモ・デウス(神のヒト)へと自らをアップグレードする。そのとき、格差は想像を絶するものとなる。35カ国以上で400万部突破の世界的ベストセラー!

ホモ・デウス 上 :ユヴァル・ノア・ハラリ,柴田 裕之|河出書房新社

   こちらも間違いなく読みごたえがあります。 ありすぎて脳の筋トレしまくりです(笑)  

この機会に良質なインプットを増やそう!

f:id:gtdsng2018:20200430000633p:plain

いかがだったでしょうか!!

お家にいないと行けませんが、せっかくのゴールデンウィークです。

新しい本という、新たな出会いをいかがでしょうか!

 

「時間がないから読書ができない!」という方!

読書の際にオーディオブックはいかがでしょう?

Amazonのオーディブルというプログラムに使えば、本を音読してくれますよ!

私は、通学時間やランニングの時間などに活用しています。いつでもどこでも本を読むことができるので、時間を有効活用できて便利です!(*^-^*)

Amazon Audibleはこちら

また、なぜ私がここまで読書をお勧めしているのかについてはこちらの記事をごらんください(*^-^*)

今まで紹介してきた本はこちらをどうぞ!

オススメ読書シリーズ、前回の記事はこちら

医学部って、苦しいけど楽しい!

以上、マイルで旅する医学生「ちっぷ」(@aiueo_tips)がお送りしました!

まだまだ未熟だけど頑張るよ!

最後までお読みいただきありがとうございました!

にほんブログ村 大学生日記ブログ 医大生へ
にほんブログ村

マイル旅、最高!

実は私、普段は「マイル旅」のことをメインにブログを書いています(*^-^*)

マイルを貯めて、使って、お得に世界中を旅したい!あなたも「マイル旅」、始めてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました