講義よりわかりやすい!?【オススメ読書 vol.4】こわいもの知らずの病理学講義

オススメ本紹介
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みなさんは「失ってはじめてわかる大切さ」を痛感したものってありますか? 

もしもパッと思いつかなかったとしても、ご自身の「健康」について考えてもらえばとても分かりやすいのではないかと思います。

普通の生活を送っているだけでは、「自分が健康である」「自分が普通の日常を送れる」ということの大切さを忘れてしまいがちなのではないかと思います。

それを如実に思い出させてくれる1つの例が、体調を崩した時なのではないでしょうか。

でも、そこからすることって、よくよく考えてみたら不思議じゃないですか?

体調崩したら、とりあえず寝てみる。

そしたら、なんかちょっと汗かいて、水分補給して、ちょっとまた寝てたら、ちょっとした風邪なら治ってるわけですよ、

これってすごくないですか??だってどんだけ精密な機械だって、修理にもっていかなかったら治らないですからね!?

水没したスマフォ、いくら休憩させといても二度と電源つきませんから(笑)

さらにですけど、それでも治らなかったらどうします?

お医者さんに行くか、薬局行くかしてお薬飲んでみますよね。

そしたら、なんかよくわかんないけど、熱も下がったりとかしますよね?

よくよく考えてみたら不思議じゃないですか??だって、なんかよくわからない小さな塊を無理やりお水で飲みこんでみたら、劇的に体調変わるんですよ??

しかも、解熱剤なら解熱剤として、「解熱効果があるもの」として売られているわけです。その物質自体が、体の中でどんな働きをするのか、自信を持って先人たちはわかっている。

そんなものも見えないのに。すごく不思議じゃないですか??

みんな、一人ひとり個性があって違うのに、薬はそれなりに一定の効果をだれにも示してくれるんです。

これは、ひとえに人間の身体が緻密に作られているからなんですよね。

こうやって、体のことが分かれば、そこに生じる異常(=病気)のことがわかる。

このように、「その病気になんでなるのか?」を調べる学問のことを、医学の中でも特別に「病理学」と呼んでいます。

もっと言えば、その病気になれば、身体がどのように変化をしているのかを調べていく学問です。

こうやって筋道を考えてみればわかりやすいのに、病理学って結構勉強してみるとわかりにくいんですね…

それもそのはず、世の中にごまんとある病気は、それぞれ特徴的な変化を起こすわけです。それを全部覚えていったらキリがありません。

うちの医学部でも、病理学は留年しがちな科目として恐れられていました(笑)

「そんなん、大切なところを全然理解せんと丸暗記しようとするからや。

大事な根幹のところを理解してれば、そんなに難しいもんやないで」

そう関西弁で語るのが、大阪大学医学部で教鞭をとっている仲野徹教授です。

テレビやラジオにも出演されるそのコミカルを武器に、病理学をわかりやすく解説してくれると学生には好評なのだそう。(でも、そのぶん試験は結構厳しいんだとか…(;゚Д゚)

大阪大学医学部も、コロナウィルスの影響で4月からオンライン講義になったそうですが、そこでもかなり厳しい檄を飛ばしておられるようです)^o^(

さて、そんな面白い仲野教授が、一般の人にもわかりやすく病気について解説しよう!

ということで執筆されたのが、こちらの本です。

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黄色いカバーが目を引くこちらの本。

その柔らかい色調にマッチした柔らかい筆致で、仲野先生が生物学の基礎から、『病の皇帝』とも評される「がん」について、わかりやすく解説してくださります。

医学界騒然!大阪大学医学部名物教授による、
ボケとツッコミで学ぶ病気のしくみとその成り立ち。

ひとは一生の間、一度も病気にならないことはありえません。ひとは必ず病気になって、死ぬんです。だとすれば、病気の成り立ちをよく知って、病気とぼちぼちつきあって生きるほうがいい。書評サイト「HONZ」でもおなじみ、大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃんやおばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした、おもしろ病理学講義。脱線に次ぐ脱線。しょもない雑談をかましながら病気のしくみを笑いとともに解説する、知的エンターテインメント。

こわいもの知らずの病理学講義
仲野徹 著 四六判並製 376頁 定価:2,035円(本体1,850円) 978-4-7949-6972-9 C0047 〔2017年9月〕 書評サイト「HONZ」でもおなじみ、大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃんやおばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろ...

私もこの本を病理学が始まる前に読みましたが、とても分かりやすく書かれているためするりと読破してしまいました(*^^*)

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先生のツイッターから拝借

さすが、お笑い系研究者を目指されているだけあります(*^。^*)

ちなみにですが、これ、全然冗談じゃなく、落語に弟子入りされているんだとか…

教授として教える立場になってからも学び続ける姿勢、すごいです。

こんな人にオススメ

  • 自分の身体の仕組みについて、もっと知りたい!という人
  • 病理学を受講する前の医学生
  • 医学について漠然と興味がある人

外出が難しいこの期間、医学の世界に一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか(^^♪

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医学部って、苦しいけど楽しい!

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