医学系論文に挑戦!論文を書くために、まず初めに読む2冊

オススメ本紹介
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今まであんまりよくわからなかったけど、研究ってやってみたら面白いのかも?

論文出せるなんてかっこいい!

上司から論文書け、って言われちゃった…

医学分野で論文執筆に興味を持つきっかけは人それぞれだと思います。
自分から率先してやってみたい!と興味を持った人もいれば、誰かに言われて渋々取り組む羽目になったという方もいらっしゃるでしょう。

ですが、どんな方であっても共通しているのが、


そもそも論文執筆ってどうやって着手したらええんかわからん!!

という悩みです。

これはまさしくその通りだと思います。というより、私も実際そう思った人間の一人でした(笑)
今まで見よう見まねでレポートとかは書いてきたけど、論文って格式高いし、なんだかちょっと難しそうですよね。
私の場合は、誰からも教えられることもなく、論文に関しても見よう見まねで頑張って書いてみる、という苦行のようなスタートを切る羽目になったんです。

ただ、今はそんなことをしなくても、論文の書き方を丁寧に教えてくれるわかりやすい参考書が出ているんです!
これがあれば自己流の英作文で苦しむことはありません!
そんあ参考書を2冊、この記事では紹介したいと思います!

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論文を書くために初めに読みたい2冊

さて「論文書いてみたいな~(^^♪」みたいな軽い気持ちで思ったのはいいものの、実際に論文を書こうと思うと、正直なところ、かなり大変なところも多いです。
なので、一番怖いのは、途中で挫折してしまうことなんですよね。

本当に論文を量産してる人たちってどんなメンタリティなのかなあと羨ましく思うことも多々あります(;^ω^)

そんなときに心の支えになってくれるのがこの1冊です!

この本の特徴は「論文を書きたい!」と思ったときからの心構えと、実際に最後まで書ききるためのハウツーが豊富である点です。

特にうれしいのは、私のようなまだ経験が浅い人間であっても簡単に論文を仕上げるための方法などが記されています。

実際にこのメソッドを活用して、後輩にも論文を書いてもらったりもしました!

私のような医学生はもちろん、忙しくて心が続かないかも!と心配な方にもおすすめです。

ただ、こちらの本、残念ながら、どのようにして実際に論文を書いていくのかということに対してはそこまで詳しい描写はありません。いや、もっと正確に言えば、確かに「こういう意図でこんな文章を書いたんだよ~」という例示はあります。ただ、それは、何も知らない素人がマネできるものとは少し言い難いのではないかあ?というのが私の率直な感想です。

それを解決してくれるのが、次に示すこちらの本です。

こちらの本は、東大の康永先生が「忙しい臨床家が英語の原著を1本出す」ことを目的にして書かれた本です。

そう聞くと少しレベルが高そうに思えるかもしれませんが、こちらの本は実に丁寧に初心者でも取り組めるような仕組みがたくさん施されています

特にありがたいのは、「論文の書き方」について、仮説を立案するプロセスから具体的に記載がある部分です。論文を書くための文献の読み方や正確無比な英語を書くための訓練など、とても明快に書かれています。
まさしく「これをそのまま真似すれば、英語原著が一本かける!」といっても過言ではない良著です!!

ある程度論文を書けるようになった今でも、研究を始める前、そして論文を実際に書き始める際には目を通すようにしている一冊です。
普段、医学書は図書館に買ってもらうものを借りて使っているのですが、この本だけは自腹で購入して、常に手元においておけるようにしています。
いわば、私にとっての字引であり、バイブルでもある一冊です。

2021年の3月にはこれが大幅リニューアルされ、さらにパワーアップした改訂版が出たので即刻購入しました( *´艸`)

さあ、論文を書いてみよう!

ご興味のある皆さんにはぜひ手に取っていただきたい2冊のご紹介でした。

2019年に大手科学雑誌Nature(ネイチャー)に組まれた特集によると、日本から発表される論文数は減少し続けているそうです。
少子高齢化だったり、そもそも研究してる人口が減ってるんだから仕方ないだろ!!とか思う節もなくはないですが、逆に言えば、母数が小さい分、1人当たりの貢献度合いは大きくなります。

なので、どんな論文であれ、皆さんが書いた論文は、少なからず日本、そして世界の科学界に貢献する1本になるんです!!

ぜひ興味を持った方は、論文執筆にチャレンジしてみてくださいね!

ただ、とはいえ、やはり論文を書いたとしても、査読を通じて論文が拒否されることだってあります。
せっかく書いた論文が落っこちると、やはり悲しいものはあります
研究自体を否定された気にもなったりして、落ち込むことももちろんあります。

ですが、正直なところ、そこでしょげていても仕方がありません
康永先生も書いていますが、そんな時間があればさっさと文体を整え直して次の雑誌に投稿するほうがよほど効率的です。

ですが、みんながみんな、毎回そう思えるわけではないでしょう。
私だってしょげます(;^ω^)

そんなときに思い返すようにしているのが、こちらの本です。

あの大家である村上春樹氏が自らの小説の書き方について綴った文なのですが、彼でさえ、自分の書いた文章を他人に読んでもらい、ひたすら自分で書き直すのだそうです。

そして、彼曰く「絶対に書き直した文のほうが、以前のものよりも優れている。」そう断言しています。

なので、1つのジャーナルで拒否されたものでも、査読のフィードバックに基づいて書き直して、次のジャーナルに投稿しましょう。
絶対に前の原稿よりも、今のものが優れているはず!
そのような内容向上の機会をもらえたと思って取り組むのが個人的にはおすすめです。

ぜひ、一緒に論文書いて頑張っていきましょう!

医学部って、苦しいけど楽しい!

以上、マイルで旅する医学生「ちっぷ」(@aiueo_tips)がお送りしました!

まだまだ未熟だけど頑張るよ!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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